ウォーハンマーとは

世界観

 巨大な混沌の中にわずかに存在する秩序勢力に属するキャラクターを演じるTRPGです。
 その世界では混沌はいつでもあなた(のキャラクター)に取りつこうとします。
あるときはゆっくり体が腐敗していく不治の病にとりつかれたり、またあるときは多くの恐怖にさらされて狂気をひとつひとつ蓄えていったり・・
 「秩序」と自認する陣営にすら、混沌が散在するのが現状という設定になっています。
 混沌から守るために城壁をもった街がいくつもありますが、その下水道にも混沌が・・
 支配階級たる貴族の精神も、多くは混沌に冒され、善良な人々が目を背けるようなことを喜んで行います。
 あるときは仲のいい友人が「混沌の種子(ワープストーン)」によって醜い怪物になって、あなたに襲いかかってくるかもしれません。

 基本的には、そんな世界で混沌に立ち向かうキャラクターを演じていくわけです。
 かなり好き嫌いが分かれるでしょう。


ゲームの特徴


キャラクター

 まず、キャラクターは、一回一回使い捨てのように死にます。死んだら再生しません。
 この世界で10のシナリオを生き抜いたら「英雄」です。今までの最高記録は経験点でいうと1,700点ぐらいでした。(そのキャラクターは、最後に下水道でスライムに溶かされて死亡)
 キャラクターの成長はLVアップ型ではなく、各能力を経験点を使って成長させるタイプです。
 各能力の成長の限界は、現在就いてる職業によって決まっています。当然転職は可能です。
能力

武器

 武器は一部を除いて強弱はありません。片手武器か両手武器かでダメージに多少の違いがあります。
 ダメージは1D6(六面サイコロ1回)で決まります。6をだして、もう一回命中判定を成功させるとクリティカルで、以降6を出し続ければ、いくらでもダメージを増やせます。
 つまり、どんなに弱くても一撃で強敵を葬り去ることが可能なのです。
逆に、弱い敵に一撃で殺されることもあります。
 私の友人の新キャラクターは3R(3回攻撃・防御ができる時間)で死亡したことがあります。ちなみに、実際での時間は15分でした。

防具

 防具は、頭・右腕・左腕・胴体・右足・左足別に装着できます。攻撃は命中位置をダイスによって定めるので、全身を防具で覆っていないと、余計なダメージを受けることもあります。
 それとは別に、盾は全身に対応しているので、大変重宝します。

恐怖や狂気

 強靱な精神力も重要です。冷静度が低いとゾンビや幽霊を見ただけで混乱し、「かたまる」状態になります。
 また、精神が弱いと、狂気がたまりやすくなります。狂気はいろいろな形で発現します。
狂気

運命点

「運命点」は、「この敵の攻撃は無かったことにしてくれ」というときに使います。
運命点は、基本的に増える(回復)ことはありません。


魔法

 この世界にも魔法はあります・・が、自分が使えるものとは考えない方が良いでしょう。なぜなら、魔法を覚える頃には、キャラクターは死んでいるからです。もし、魔法を使えるキャラクターを作るなら、最初から十分経験点を与えて、熟練冒険者からはじめないと、ほぼ不可能です。
 私のプレイ経験では、友人のキャラクターが、何度も死線をくぐり抜けてきて、ようやく1LV司祭になったとたんに死んでます。


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