肝心な所を間違えるバカ


 4月16日に、2017年春期の情報処理技術者試験を受験した。これは2015年秋期に受験して落ちた「情報セキュリティスペシャリスト」(SC=Lv4)のリベンジのつもりだった。
 なぜこんなに間が開いたかというと、午前Iで正解が1問たりず(※1)、しかも午前IIが合格ライン、午後Iが相当自信あり、午後IIもそこそこだったため、トラウマになったためである。
 今回そのトラウマを乗り越え、まず午前Iをクリア(クリアすれば、2年間は免除される)すべく、午前Iを集中して勉強してきた。
 2月には試験を主催するIPA(情報処理推進機構)のサイトから唯一「情報セキュリティ・・」という文字列を含む「情報セキュリティマネジメント」の受験を申し込んだ。
 ところが、4月12日になって、「情報セキュリティマネジメント」の対策サイトを見つけて、違和感を感じた。
 あれ?問題が午前と午後に一つずつしかないぞ?「情報セキュリティスペシャリスト」は午前と午後に2つずつあったはずだが・・。しかもLv2?(※2)
 よく見ると、試験の略称が(SG)と書かれている・・
 そういえば、送られてきた受験票にも「SG」と書かれていたような・・

 家に帰って、早速受験票を確認。確かに「情報セキュリティマネジメント」(SG)と書かれている。
 あれ?「SC」はどうなったんだ?
 IPAのサイトを確認すると、確かに「SC」はあった。しかし名前が「情報処理安全確保支援士」に変わっている!

 OH!NO!!!

 この試験、受かってもLV4の午前Iの免除にはならない・・
 とはいえ、試験に受からないと、会社から受験料すら出してもらえないため、一夜漬けではないが、「情報セキュリティスペシャリスト」の勉強を流用&対策サイトを活用して「情報セキュリティマネジメント」の午前問題対策とした。
 午後問題は「情報セキュリティスペシャリスト」のときもそうだったが、今までの経験をベースに謎解きする感覚なので、一度過去問題をやってみて感覚をつかんで、いけそうだったので、あまり対策はしなかった。

 結果、午前42問、午後26問で、合格ラインは突破した。(※3)

 しかし、これで目標達成(=SC合格)まで半年を無駄にした・・
 最初にちゃんと試験区分を確認しておけば・・試験に受かっても、全然目標に近づいていない悲しさ・・肝心なところを間違えたばかりに・・
 ちなみに「情報セキュリティマネジメント」は2016年春期から始まった新しい試験区分で、「情報セキュリティスペシャリスト」の名前が変わったのは2017年春期、つまり今回かららしい。
 前回、「情報セキュリティ・・」という文字列を含む試験は「情報セキュリティスペシャリスト(SC)」しかなかったのだが、今回は「情報セキュリティマネジメント(SG)」しかなかったというのも、一因ではある。よく試験の名前が変わるから、その類だと早合点してしまったのは自分のミスだが・・
 やってくれたなIPA!

※1:情報セキュリティスペシャリストは、午前Iが30問中18問以上、午前IIが25問中15問以上、午後I、午後II共に60%以上を全て満たして合格。
※2:情報処理技術者試験にはスキルレベルというものが、1〜4の範囲で各試験に設定されており、情報セキュリティスペシャリスト等の高度情報処理技術者試験は4で、情報セキュリティマネジメントは2である。ちなみにレベル2や4に設定されている試験は複数あるが、レベル3は「応用情報技術者」、レベル1は「ITパスポート」のみである。
※3:情報セキュリティマネジメントは、午前が50問中30問以上、午後30問から60%以上を両方満たして合格。





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