神主のランク


 先日、姪の七五三のお祝いで、神社に行って来た。
 で、そのお祈りの最中、暇なので神社にあるものを見ていたのだが、お祈りの直前に、兄(姪の父)が「神主って袴の色で階級が分かる」と言っていたのを思い出し、ちょっと時間がありそうな巫女さんをつかまえて、話を聞いてみた。

笑月「神主さんって、袴の色でエラさが分かるそうですね?」
巫女「はい、宮司や禰宜などは紫色、その他の神主さんは薄緑色です。その他、新人の神主さんは白い袴で、事務を行う人は緑色の袴をはいています」
笑月「へ〜」
巫女「一般の会社で言うなら、幹部社員は紫色、平社員は薄緑色、新入社員は白色ということですね」
笑月「そういえば、禰宜って言ってたけど、一般の会社でいうと、どのくらいに当たるんですか?」
巫女「そうですね・・部長とか課長にあたると思います」
笑月「じゃあ禰宜は神社に数人いたりするんですか?」
巫女「当社は一人です。大きな神社になりますと、紫の袴の人も多くなります」
 ・・なるほど、大企業になると役職持ちが増えるのと、同じ原理だな・・

 その後、鳥居の側に5〜60代の品格ある神主が歩いていたが、袴が薄緑色なのを見て「あの歳で平社員かぁ・・神社業界も不況かなぁ」などと思ったりしたものだ。  


inserted by FC2 system