裁判所・部 | 東京高等裁判所・第九刑事部 | ||
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事件番号 | 平成21年(う)第129号 | ||
事件名 | 詐欺、死体遺棄、殺人 | ||
被告名 | A | ||
担当判事 | 原田國男(裁判長)田島清茂(右陪席)左近司映子(左陪席) | ||
その他 |
書記官:櫛田賢一 検察官:吉浦邦彦 | ||
日付 | 2009.3.12 | 内容 | 初公判 |
被告人はいかにも暴力団という感じの男性で、気落ちしたような表情を見せていた。声も小さい。 弁護人「いずれにせよ相当長い期間刑務所に服役することは分かりますね」 被告人「はい」 弁護人「どういう考えで懲役生活を送ろうと思いますか」 被告人「被害者のaさんの冥福を一日一回はお祈りします」 弁護人「aさんと会ったとき給料を受け取っていますがいくらでしたか」 被告人「50万円です」 弁護人「50万というのは名目なのか手取りなのかどう取っています?」 被告人は知識がなかったと言いつつも色々引かれた手取りだが、さしてそこから引かれてないと述べた。 弁護人「あなたはこの控訴審においてもう一度判断してもらいたいことは掻い摘んで言うと何ですか」 被告人「自分としては2点あります。まず詐欺を自分が主犯的にやったという点ですが、濡れ衣に使われたというのが現状です。次に金銭的な目的でaさんを殺めたという点ですが、aさんがいないと会社がなくなっちゃうので考えていないです、追い込まれてしまったということです」 弁護人「確認すると詐欺は主犯ではない、aさんが絶対的な立場だったと。実際詐欺が行われたのはいつからですか」 被告人「平成17年の10月で、初めて知りました。aさんからの説明はなかったです」 被告人はA社に入った金がB社という詐欺の会社に入っていた、殺害の動機は利用されたという思いからと述べて控訴審は結審した。 判決期日は5月27日10時30分からと指定された。 | |||
報告者 | insectさん |