裁判所・部 東京高等裁判所
事件番号 平成18年(う)第56号
事件名 道路交通法違反、業務上過失傷害、死体遺棄、強盗殺人
被告名
担当判事 池田修(裁判長)河村潤治(右陪席)吉井隆平(左陪席)
その他 書記官:古川、佐藤
検察官:遠藤みどり
日付 2006.7.11 内容 弁論

 Bの控訴審公判は、11時30分から718号法廷で開始された。
 検察官は、眼鏡をかけた、髪を後ろで纏めた小柄な中年女性。落合等の審理を担当していた検察官だった。
 弁護人は、若い女性で、開廷前は書類をチェックしていた。
 被告人は、垂れ目の、がっしりとした体格で小太りの、やや赤ら顔の初老の男。丸坊主にした髪は後退している。白い長袖の服に、サンダル履き。開廷前は、目を閉じて前を向いていた。
 裁判長は、痩せた白髪の老人。裁判官は、眼鏡をかけた青年と、髪を短く刈った眼鏡をかけた中年男性。

 予定時間から数分遅れて、被告人が入廷した後に入廷する。
女性職員「起立願います」
 全員、立って礼をする。被告人は、刑務官に縄を外される。

裁判長「えー、本日は、予定された弁護人の弁論という事で。で、弁論要旨として書面を提出して頂きますが、冒頭陳述はよろしいですか」
弁護人「はい」
裁判長「要点を述べる事は特に無い」
弁護人「はい」
裁判長「検察官は、とくによろしいですか?」
 検察官は、肯定するような態度を取る。
裁判長「では、判決言い渡しですけれども、8月24日木曜日の午前10時はいかかでしょうか?」
弁護人「差し支えます」
裁判長「午後は?」
弁護人「この一週間はちょっと」
裁判長「あ、そうですか。はい。8月29日の午後はどうでしょうか?よろしいですか」
弁護人「はい」
裁判長「では、午後1時30分。それでは、8月29日火曜日の午後1時30分に判決を言い渡します」
 被告人は、証言台に立ち、頷く。
裁判長「被告人解りましたね」
 被告人は、再び頷く。
裁判長「えー、それでは今日の審理をこれで終わります」

 被告は、やや俯いて退廷した。審理の間は、目を開けて正面を見ていた。
 11時35分ぐらいに、公判は終了した。

事件概要  B被告は他4被告と共に、2004年9月24日、東京都江東区の路上で会社経営者の男性を拉致監禁し、50万円やクレジットカードを奪い、その後殺害したとされる。
報告者 相馬さん


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