裁判所・部 東京高等裁判所・第八刑事部
事件番号 平成17年(う)第2613号
事件名 殺人、銃砲刀剣類所持等取締法違反
被告名 山本開一
担当判事 阿部文洋(裁判長)高梨雅夫(右陪席)原田保孝(左陪席)
その他 書記官:松元隆治
検察官:尾知山明
日付 2006.2.28 内容 初公判

 傍聴券配布はパソコン抽選の予定だったが、定員に達しなかったので希望者全員に配られた。9割は暴力団関係者で、彼らは同日開かれた矢野治被告の公判にも行くらしい。
 小日向将人被告と同様、あらかじめ被告人や裁判関係者が入廷し、透明で細いガラス板が傍聴席との間に設置されていた。
 被告人は温厚そうな男性。知り合いの暴力団関係者におじぎを何回かしていた。

 開廷すると被告人は、証言台の前に立つ。

裁判長「お名前は?」
被告人「山本開一です」
裁判長「生年月日は?」
被告人「昭和22年4月2日です」
裁判長「本籍は?」
被告人「東京都青梅市」
裁判長「お仕事は?」
被告人「無職です」

 裁判長は弁護人が申請していた証人や被告人質問について、検察官の意見を求めた。
 検察官は証人3名の取調べの必要はなし、被告人質問については裁判所の判断に従うと述べた。
 裁判長はX1証人とX2証人を証人として調べることを決定した。残りのX3証人については未定。協議でX1証人の関係では60分ぐらいの時間は必要とした。

裁判長「証人は同行されるのですか?」
弁護人「事実上、被告人と関わりのない生活を送っているので、果たして出てこられるか必ずしも明確でないのです」

 裁判長は本日はここまでにして次回期日を3月28日の午前10時30分に定めて閉廷した。

 先に傍聴人が法廷から出され、知り合いの暴力団関係者が被告人に挨拶をしていた。そのなかには被告人の子どもらしい若い男女もいた。
 なお、山本開一被告や矢野治被告の場合、公判傍聴は裁判所職員によってかなり制限されている。

事件概要  山本被告は自分の兄貴分が自分の殺害計画を立てているという話を聞き、先手を打とうと2004年12月14日、埼玉県入間市で、兄貴分の組事務所内で発砲し、兄貴分ら5名を射殺したとされる。
報告者 insectさん


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