裁判所・部 東京高等裁判所・第六刑事部
事件番号 平成16年(う)第3310号
事件名 強盗殺人、強盗傷人、銃刀法違反、大麻取締法違反、強盗致傷
被告名
担当判事 池田修(裁判長)山内昭義(右陪席)吉井隆平(左陪席)
その他 検察官:遠藤みどり
日付 2006.2.14 内容 被告人質問(予定)

 検察官は、眼鏡をかけて、髪を後ろで束ねた、やや小柄な40代ぐらいの女性。確か、安藤義雄を担当していた検察官だったと思う。
 傍聴人は、私を除いて5名居た。
 被告人は若い男。前髪が短く、眉がやや太く、細身で、肌は白い。上下ともグレーの服を着ている。開廷前には、しきりに首を動かし、たまに口を空けたりしていた。

 この日は被告人質問が予定されており、1時30分から開始される予定だったが、弁護人が時間を過ぎても現れず、1時35分ぐらいに、書記官の男性は弁護人に連絡をするよう、法廷内の電話で何処かに電話を入れた。被告人は、いったん退廷する。
 1時38分ぐらいに、書記官の男性から、「A被告人の傍聴希望所の方、今、弁護人に連絡を取っているので、始まるまでもう少し時間がかかりますのでお待ちください」と傍聴人に状況が伝えられる。
 1時40分ぐらいに、恐らくは、弁護人の事で、法廷内の電話に電話がかかってきた。書記官はその電話を受ける。断片的な会話によれば、どうやら弁護人は期日を勘違いしていたらしい。
 書記官は電話の後、被告用の入り口のドアに消える。42分ぐらいに再び廷内に姿を現し、職員の若い女性に何かを伝える。その女性は、被告人用の出入り口に姿を消し、暫くして出てくる。
 書記官の男性の口から、この日は審理を行わず被告人にこれからの期日を5分程度の時間で告げる事になった、と傍聴人に告げられた。
 45分ぐらいに、書記官の男性は、被告人用の入り口から出てきた男性職員に呼ばれ、その男性職員と共に奥に姿を消す。数秒後に、書記官の男性と、その男性職員は廷内に戻り、検察官に何か書類を渡した。
 46分ぐらいに、被告は再び入廷する。書記官の男性は、「弁護人の方で期日の勘違いをしていて、その事について裁判官から説明があります」と被告人に伝える。

 被告が入廷してすぐに、裁判長、裁判官が入廷する。

裁判長「弁護人が日にちを間違えていたようで、来られないようです。今日は弁護人からの被告人質問が予定されていたので、延期します。弁護人と連絡を取った後に、また期日を指定します。」

 結局、1時48分ぐらいに閉廷した。

 被告人は、淡々とした表情を浮かべており、弁護人が期日を間違えていた事を知らされても、表情が変わる事はなかった。

報告者 相馬さん


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