裁判所・部 | 東京地方裁判所・刑事第17部 | ||
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事件番号 | 平成29年合(わ)第61号(裁判員事件) | ||
事件名 | 現住建造物等放火 | ||
被告名 | A | ||
担当判事 | 下津健司(裁判長) | ||
日付 | 2019.2.8 | 内容 | 判決 |
被告人は背の低い真面目そうな中年男性。黒いノーネクタイのスーツで口を突き出している。 −主文− 懲役9年に処する。(未決勾留日数400日算入) −事実認定− 裁判所は防犯カメラの様子などから被告人が犯人であると指摘した。 −量刑の理由− 本件は被告人がビル等3箇所に放火した現住建造物放火の事案。 複数の居住地が入っているビルに放火していて多数の被害者が出ていた可能性がある。 第一の事件では灯油まで使って散布していて悪質である。 焼損部分の財産的被害は1000万円にも上る。 被害者の精神的苦痛は大きいが、慰謝の措置は講じられていない。 被告人は無関係と主張しており反省していない。 同種事件の平均は懲役7年だが、それよりもやや重い部類に当たる。 他方前科がないことなども考慮した。 | |||
報告者 | insectさん |