裁判所・部 東京地方裁判所・刑事第十部
事件番号 平成19年刑(わ)第1547号等
事件名 詐欺未遂、詐欺、組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律違反
被告名 A3、A4、A5
担当判事 鈴木秀行(裁判長)野村賢(右陪席)西岡慶記(左陪席)
日付 2008.4.18 内容 証拠調べ

 判決予定公判は、703号法廷で午後4時から行われた。
 A3は、丸坊主で鷲鼻の、痩せた青年。目つきは鋭く、眉は太い。黒のジャージ姿。A4は、丸坊主で真面目そうな風貌の青年。黒い長袖のスーツの上下。
 A5は、色白で襟足の長い青年。目は細い。口ひげの剃り跡が濃い。白いワイシャツに白っぽい長ズボン。
 傍聴人は14人ほど居た。
 検察官は、ロンゲのホスト風の青年。
 弁護人は、大熊弁護人と中年男性、眼鏡の七三分けにした初老の男性である奥田弁護人の、合計3名。中年男性の弁護人は、関係者らしき中年女性と話をしていた。
 裁判長は、眼鏡の中年男性。裁判官は眼鏡の青年と中年男性。4時6分に入廷した。

裁判長「開廷します。本日は判決予定でしたが、A5の弁護人の奥田先生から、示談支払ったとありまして、それについて、再開の上、証拠調べを・・・・そういう趣旨です。検察官、異議は」
検察官「ありません」
裁判長「弁護人」
弁護人「異議はありません」
裁判長「陪席が変わったので、手続きを更新します。主張は従前どおりでよろしいですか?」
 双方、従前どおり、と述べる。
奥田弁護人「他の二人についても、職権で再開しますか?」
裁判長「3人について再開して取り調べます。骨子を提出して」
奥田弁護人「A5の母、A4の母に100万円を払い込んだ。以上です」
裁判長「他にない」
弁護人「ございません」
裁判長「奥田弁護人は」
奥田弁護人「弁償した事を、出来るだけ有利に斟酌願います」
 中年男性の弁護人は、従前どおり、と述べる。
裁判長「立ってください」
 被告人3名は、証言台の前に立つ。
裁判長「次回判決になります。新しい裁判官が言渡しますから、今日直ちに言渡せない。来週、できれば言い渡しを。まず、被告人A3」
A3「従前どおりです」
裁判長「A4」
A4「従前どおりです」
裁判長「A5」
A5「前の通りです」

 4月25日が判決期日に指定される。裁判長の「必ず出頭してください」という言葉に、A3とA4は「はい」と答え、頷いた。
 午後4時30分まで予定されていたが、13分に終わった。

※後日、東京地裁は3被告に懲役5年の実刑判決を下した。(控訴せず確定)
事件概要  被告らは共犯と出会い系サイト利用料金等の名目で金員を詐取したとされる。
報告者 相馬さん


戻る
inserted by FC2 system