裁判所・部 東京地方裁判所・刑事第十一部
事件番号 平成12年合(わ)第457号等
事件名 準強姦等
被告名
担当判事 栃木力(裁判長)津田敬三(右陪席)長池健司(左陪席)
その他 検察官:川見裕之、溝口修
日付 2006.1.19 内容 証人尋問、被告人質問

 傍聴券は先着順で、配付締め切りは1時15分。前回と同じく、傍聴券を求めて多数の人が列を作った。
 入廷前に、荷物の預かり、金属探知機によるチェックがあった。
 記者席は数席用意されていた。
 被告は、太っていて髭を生やしている。髪は後退し、後頭部に禿がある。白いスーツを着て、相変わらず黒眼鏡をかけている。開廷前に何か書類を読んでおり、被告人席の前には机が置いてあった。

 証人は、パーマをかけた長い髪の小柄な女性。名前や経歴は書類で提出され、それが読み上げられる事は無かった。
 まずは、弁護人が証拠を提出する。
裁判長「証人尋問?」
 弁護人は頷いた。
 証人は宣誓を行なう。裁判長は偽証罪について注意する。
 先ずは、50代くらいで眼鏡をかけたヤスタニ弁護人からの証人尋問

−ヤスタニ弁護人の証人尋問−
 先ずは、証人は旅館をどのくらい長くやっているか尋ねる。
弁護人「2000年の7月5日から7月7日まで、Aさんが宿泊した事は?」
証人「あります」
弁護人「Aさんが誰と来ていたとは?」
証人「覚えていません」
弁護人「Aさんが来た時、昔来たことがある人とは?」
証人「解りました」
弁護人「天気は晴れていた」
証人「はい」
弁護人「何時ごろ来た?」
証人「午後1時ごろ」
弁護人「Aさんは車を何処に駐車した?」
証人「屋根の無い駐車場です」
 写真3,4を見せる。
弁護人「どの辺りにとめた?」
証人「一番左です」
弁護人「駐車場には何台とめられる?」
証人「3台だけです」
弁護人「3台の一番左側」
証人「はい」
 裁判長、写真の確認を証人に行う。
弁護人「示したのは、三枚の写真の一番下の一番左側の位置?」
証人「はい」
弁護人「誰かが車を誘導した?」
証人「主人が」
弁護人「それからは?」
証人「部屋が空いていたので、Aさんに見ていただいて好きな部屋を選んでもらいました」
弁護人「ご主人がAさんの車を駐車場に誘導し、部屋に案内するとき、Aさんの車から変な臭いがするとか言っていなかった?」
証人「言っていません」
弁護人「(被告は)何処に泊まった?」
証人「二階です」
弁護人「旅館は何階建て?」
証人「二階建てです」
弁護人「(その部屋は)見晴らしがいい」
証人「はい」
 宿帳を示す。
弁護人「これが、7月5日に書いた宿帳?」
証人「はい」
弁護人「証人が書いた車のナンバーの上の記載は誰が書いた?」
証人「Aさんが」
弁護人「(車のナンバーについて)何時書いた?」
証人「フロントに戻る時に書きました」
弁護人「二階からフロントに戻る時」
証人「はい」
弁護人「其の時、Aさんの車内を見た」
証人「はい」
弁護人「何かあった?」
証人「助手席に棒のような物が。後部席には毛布に包まれた物が」
弁護人「毛布に包まれたものはどのくらいの大きさでした?」
証人「縦80センチ、横40センチくらい」
弁護人「車内にあった棒のような物の形は?」
証人「覚えていないが、ちょっと斜めだったと」
弁護人「色は?」
証人「覚えが無いです。真後ろからしか見ていないので」
弁護人「形は?」
証人「あまり覚えていないんですよ」
弁護人「長さは?」
証人「そんなに大した長さでは・・・・」
裁判長「1メートルも無い?」
証人「それほど突き抜ける長さでは無いです」
弁護人「文字を書いてあるとか、記憶は無い?」
証人「無いです」
 弁護人、写真を四つ見せる。
弁護人「Aと書いてある下二枚を見て。箱に多目的バーナーと書いてある物があり、その下に棒状のものがあるが、こういう物では?」
証人「覚えがありません」
弁護人「この写真は被告の伝調布の自宅にある物を弁護人が撮影したものです。別の質問ですが、証人はAさんの車の鍵を預かっていた事はありますか?」
証人「いいえ」
弁護人「カレンダーのメモは、誰が?」
証人「私です」
弁護人「Aさんが泊まった部屋の名は?」
証人「イソです」
弁護人「7ー5と書いてあり、イソとあるが、これが部屋ですね?」
証人「はい」
弁護人「この、済みというのは?」
証人「Aさんの宿泊時に1万5千円払ってもらっていると」
弁護人「Aさんは何泊すると言っていた?」
証人「1泊です」
弁護人「7月5日、証人はAさんの部屋で話をした事はある?」
証人「はい」
弁護人「どのくらい?」
証人「宿泊してから2時間」
弁護人「Aさんは何か飲んでいた?」
証人「水です」
弁護人「ビール8本を飲んでいる事になっているが、証人と話をしている時は?」
証人「3本です」
弁護人「ブランデーのボトルを持ち込んで飲んでいる事は?」
証人「見ていないので」
弁護人「Aさんは、部屋で芸術作品を作ると言っていた」
証人「はい」
弁護人「貴方が聞いた?」
証人「いえ、主人が」
弁護人「Aさんはどんな様子だった?」
証人「普通でした」
弁護人「何の話をしていた?」
証人「お母様、お兄様の話。交通事故の話を。別荘の庭を綺麗にする話も」
弁護人「庭に器具を使うとは?」
証人「言っていました。鎌を買い忘れたと」
弁護人「枝を払う?」
証人「草を切る鎌だと思っています」
弁護人「店の場所を教えましたか?」
証人「見当たらないと言ったら、Aさんは、『じゃあいいや』と言って終わった」
弁護人「沈んだ様子でしたか?」
証人「いえ、ビールを飲んでいて、饒舌でした」
弁護人「明るかった」
証人「はい」
弁護人「別荘に誰か来るとは?」
証人「知り合いが来ると言っていました」
弁護人「何時別荘に行くとは言っていませんでしたか?」
証人「その日は外に出るとは思っていませんでした」
弁護人「7月5日の夕食は?」
証人「Aさんの方から、『夕食はいらない。おつまみを下さい』と言うので、酢作りを出しました」
弁護人「何時部屋に持って行った?」
証人「5時ごろです」
弁護人「其の時は(被告は)どうしていましたか?」
証人「二間に寝転がっていました」
弁護人「証人の旅館にはティッシュは置いてあった?」
証人「当時はレピアだと」
弁護人「旅館の部屋以外にもお風呂はありますか?」
証人「あります」
弁護人「(被告は)入った?」
証人「いいえ、一度も」
弁護人「(被告の)自動車事故の話は?」
証人「しました」
 9時過ぎにAは外出した。
弁護人「車の出入りは解る?」
証人「はい」
弁護人「人の出入りも」
証人「はい」
弁護人「チェックインしてから午後9時に外出するまで、Aさんは休んでいた」
証人「はい」
弁護人「それまで車はあった」
証人「はい」
弁護人「出る前に話したことは?」
証人「遅くなるかもしれないので、一台分空けておいてくれと」
弁護人「Aさんは何時帰って来た?」
証人「7月6日の明け方です」
弁護人「何時ごろ?」
証人「5時から6時の間」
弁護人「何故覚えていますか?」
証人「大きい風呂を6時に開けます。その前に帰ってきた」
弁護人「外は明るかった」
証人「はい」
弁護人「帰って来た時話はしましたか?」
証人「チェックアウトしますか、という話を。もう一泊する事になりました」
弁護人「Aさんの車から変な臭いは?」
証人「しませんでした」
弁護人「7月6日の食事の事で話はしましたか?」
証人「『朝食はいらない。早めの昼と夕食を出してくれ』と」
弁護人「内容は聞いた」
証人「はい」
弁護人「希望を聞いた」
証人「はい」
弁護人「何を出しましたか?」
証人「白身が好きらしいので、夕方はカレイのおつくりを出しました」
弁護人「その時(帰って来た時)の(被告の)服装は?」
証人「グレーっぽいズボン」
弁護人「何か気付きましたか?」
証人「ズボンの後ろが濡れていた」
弁護人「近くで見ましたか?」
証人「(被告が)階段を昇る時に見ました」
弁護人「昼の石鯛は何時運んだ?」
証人「11時に」
弁護人「宿泊費は何時払った?」
証人「帰ってきてから」
証人「石鯛を運んで来た時と」
弁護人「幾ら払った?」
証人「1万5千円」
弁護人「この1万円は?」
 証人は、昼間の食事と飲み物で1万貰うつもりだった、等と述べた。
弁護人「最終的な清算は?」
証人「7月7日」
弁護人「幾ら払った?」
証人「1万円弱」
弁護人「ビールなどの追加料金は何処に書いた?」
弁護人「7月7日の分は何処に在る?」
証人「はい。探したけど見つかりませんでした」
弁護人「5日に1万5千円、6日に1万5千円、7日に1万円」
証人「はい」
弁護人「料理は良く食べた?」
証人「残さず食べていました」
弁護人「美味しいと言っていた料理は?」
証人「石鯛とカレイが美味しいと」
魚は、網本から直接仕入れているらしい。
弁護人「Aさんが知り合いと別荘に行くという話ですが、それは伊豆の別荘ですか?」
証人「覚えていません」
弁護人「Z1というマンションをY6(Aの聞き違いか?)さんから聞いた事は?」
証人「ありません」
弁護人「知人は何処から来ると?」
証人「三鷹と言っていたと思う」
弁護人「そう思った」
証人「はい」
弁護人「別荘に行く人数は?」
証人「聞いていない」
弁護人「7月6日の海の様子は?」
証人「荒れていたと思う。客がキャンセルになった」
弁護人「何か関係が?」
証人「(客は)船の人ですから」
弁護人「Aさんは何時チェックアウトした?」
証人「7月7日10時です」
弁護人「サングラスは?」
証人「中では外していた」
弁護人「当時、マスコミによるb事件報道は凄かった」
証人「はい」
弁護人「上申書で、マスコミ被害を受けないように依頼した」
証人「はい」
弁護人「マスコミが来て何か被害があると思った」
証人「はい。本当だったら」
弁護人「b事件を知ったのは?」
証人「2001年2月です。ヘリが凄かった」
弁護人「b事件の事は気になった?」
証人「気になります」
弁護人「Aさんの車内にbの死体は無かった」
証人「ありませんでした」
 被告は食欲旺盛だった、とも答えた。

−溝口検察官の証人尋問−
検察官「証人は、被告人をY7さんという名で認識していた?」
証人「そう書いてありましたから」
検察官「被告人は、2000年7月以前に宿泊しましたか?」
証人「覚えていない」
検察官「何階泊まった?」
証人「覚えていない」
検察官「被告人は固定客ですか?」
証人「いいえ」
検察官「2000年7月以降に被告人が泊まった事は?」
証人「無いです」
検察官「宿泊以外に被告人と知り合いになったことは?」
証人「ありません」
検察官「(証人の)家族では?」
証人「ありません」
検察官「車は何処から見ましたか?」
証人「真後ろから見た時、ナンバーを書いた時に見た」
検察官「証人は車をどのへんから見た?」
証人「真後ろからナンバーを」
検察官「距離はどのくらい?」
証人「1メートル」
検察官「(車の)横に回らなかった」
証人「はい」
検察官「どのくらい見ていた?」
証人「一分ぐらい」
検察官「毛布はどのように見えた?」
証人「毛布をかぶって小さめのものが見えた」
検察官「後部座席の何処にあった?」
証人「椅子・・・・後部椅子です」
検察官「後部の何処にあった?」
証人「真ん中です」
検察官「毛布の色は?」
証人「ベージュだったかピンクだったか」
検察官「夜間は出入り口はクローズするというのは何処の話?」
証人「入り口」
検察官「空けておいてくれというのは如何いうこと?」
証人「通れるようにしておく」
検察官「戻ってきて、証人は被告人の車に近寄った?」
証人「すぐ側なので見えました」
検察官「臭いがしなかったというが」
証人「降りた時、臭いがすればわかるのでは」
検察官「どのくらい離れていた?」
証人「二メートルくらい」
検察官「ズボンが濡れている以外に、被告人について気付いた事は?」
証人「無い」
検察官「(被告の)車内に何かあった?」
証人「ありませんでした」
検察官「棒や毛布は?」
証人「ありませんでした」
 書記が交代する。
検察官「7月6日、被告人は外出した?」
証人「はい。夕飯を召し上がって、夜です」
検察官「何時?」
証人「9時ぐらい」
検察官「車で?」
証人「はい」
検察官「行き先は?」
証人「聞いていません」
検察官「服装は?」
証人「覚えていないが、長袖だったと思う」
検察官「7日になって戻って来た」
証人「はい」
検察官「いつ戻ってきましたか?」
証人「チェックアウト前だから、10時前と」
検察官「部屋の荷物は?」
証人「あまり持っていない」
検察官「証人が持って来た」
証人「はい」
検察官「被告人に変わった事は?」
証人「ありません」
検察官「怪我をしたり、顔の様子が変わっていたりは?」
証人「ありません」
検察官「被告人とY7さんが結びついたのは?」
証人「弁護士さんがいらしてから」
検察官「何時ごろですか?」
証人「大体、三年後ですか」
検察官「弁護人は、どのように言って来た?」
証人「2000年7月5日にY7という名で宿泊したのは被告人だと」
検察官「それで、Y7がどういう客かすぐに思い出した?」
証人「はい。旅館をやって35年間、2晩で2回も一人で冷蔵庫を空にする人は居なかった」
検察官「冷蔵庫とは、部屋の冷蔵庫?」
証人「はい」
検察官「弁護人が来るまで、Y7という客の事を忘れていた」
証人「はい」
検察官「Y7が被告人であると話があった後、どのように話を?」
証人「証人として申請したいと」
検察官「三年後に弁護士が来た時、他にどんな話を?」
証人「Y7がどのように泊まっていたか」
検察官「カレンダーのメモを弁護人に見せた」
証人「はい」
検察官「何故メモを取っていたんですか?」
証人「メモ魔なので。色々な物に紛れ込んでいた」
検察官「色々とは?」
証人「私のメモです」
検察官「7日は無かった」
証人「はい」
検察官「その後、弁護人と話したのは?」
証人「30分ぐらい」
検察官「他に誰かと話をしたのは?」
3回ほど話をしたらしい。
検察官「二度目は一度目と違った話を?」
証人「いいえ」

−川見検察官の証人尋問−
検察官「7月5日、被告人の宿泊は予約があった?」
証人「いいえ」
検察官「突然やってきて、泊まりたいと言った?」
証人「多分。主人が受けたので」
検察官「泊まった記憶は?」
検察官「宿帳にY7と書いた時、以前泊まった事を思い出した?」
証人「記憶にありません」
検察官「泊まった回数は?」
証人「ありません」
検察官「10回ぐらいとか」
証人「いえ、顔も解らず名前も違うので・・・・数回しか会っていないと」
検察官「7月の5〜7日の間、被告人は旅館を出入りしていた」
証人「はい」
検察官「ずっと一人だった」
証人「はい」
検察官「乗っていた車は?」
証人「覚えていないんです。車オンチで」
検察官「国産車か外車かは?」
証人「申し訳ありませんが、興味が無いので」
検察官「色は?」
証人「記憶に無いです」
検察官「形は?乗用車とか、ワゴン車とか」
証人「違いが解らない」
検察官「出入りしている間、同じ車だった?」
証人「だと思います」
検察官「それは推測なのか?」
証人「自分の中では一緒だったと。記憶には無い」
検察官「被告人から頼まれた事は?」
証人「ありません」
検察官「被告人から聞かれた事は?」
証人「鎌を買う時、金物屋は何処にあるか聞かれました」
検察官「7月5日は何件宿泊を?」
証人「他にはありません」
検察官「被告人が宿泊しなかったら、誰も居ない」
証人「いえ、お馴染みさんが」
検察官「7月5日、他に駐車場に車はあった?」
証人「被告人とお馴染みさんの車が。それと、魚を運ぶ車を一番端に置いていた」
検察官「5日だけ?」
証人「6日も一台はいっていた」
証人「6日も埋まっていた」
検察官「7日は?」
証人「ありません」
証人「Aさんの車以外はありません」
検察官「朝帰ってきて、話は?」
証人「チェックアウトして、金を払って帰りました」
検察官「冷蔵庫を二回空にする人は居なかった、と言う事だが」
検察官「被告人の服装は?」
証人「覚えが無いが、グレーっぽいズボンを履いていた。腕を見ていないので、長袖だったと思う」
検察官「スーツ姿?ラフな格好ですか?」
証人「ラフな格好です」
検察官「旅館内では同じ服装だった?それとも着替えた?」
証人「覚えが無い」
検察官「チェックアウトした時、その前に話をする機会は無い」
証人「はい」
検察官「Y7が被告人であると、弁護人に言われて気がついた」
証人「はい」
検察官「その前には気付かない」
証人「はい」
検察官「弁護人とは何回打ち合わせをしましたか?」
証人「えーっと、先日来ていただいて、その人と一回打ち合わせを」
検察官「上申書の時と同じ人?」
証人「いいえ、上申書は郵送しました」
検察官「裁判がどうなっているか聞いた?」
証人「いいえ」

−ヤスタニ弁護人の証人尋問−
弁護人「Aさんが6日に出て行ったのは、7時の間違いでは?」
証人「7時に食事をしたので、それより後・・・・・記憶は曖昧です」

−裁判官の証人尋問−
裁判官「裁判所からも確認を。(客を)宿帳に書かないこともある?」
証人「お馴染みさんは書いていない。初めての人に宿帳に書いてもらっている」
裁判官「何年のカレンダーの裏を使った?」
証人「前の年か・・・・カレンダーの残りの裏を切って使っている」

 ここで、2時48分から3時10分まで休廷となる。
 被告人は弁護人と話したり、書類を見たりしていた。
 3時15分に再入廷が許される。入廷した時、被告は既に証言台に座っていた。

−弁護人の被告人質問−
弁護人「2000年7月2日、bとは何処で待ち合わせをしましたか?」
被告「千駄ヶ谷駅前の交番前」
弁護人「誰が決めましたか?」
被告「私です」
弁護人「何故其処に?」
被告「その日は土曜日だったので人が混みますが、交番前であれば混まないのと、車の問題が」
弁護人「交番に警官は居た」
被告「居ました」
弁護人「bと会ったのは何時ですか?」
被告「3時30分です」
弁護人「bはどんな様子でしたか?」
被告「汗だくでした」
弁護人「飲み物を買いましたか?」
被告「チューハイを買いました」
被告「飲みながら伊豆に行きました」
弁護人「汗だくの理由は?」
被告「クーラーも無い所に居るのは酷いでしょう、と」
弁護人「同居人の言っていた通りの格好?」
被告「はい」
弁護人「bと会う前に何を買った?」
被告「サンドイッチです」
弁護人「何処で買いましたか?」
被告「ホテルニューオータニの雑貨です」
弁護人「ついたのは何時ごろ?」
被告「5時30分です」
弁護人「bさんは如何でした?」
被告「開放感に浸っていました」
弁護人「何と言っていた?」
被告「日本に来て初めて本当の休日のようだ、等と」
弁護人「bの日記の6月8日分を示します。どのような事が書かれていますか?」
被告「訳せば良いんですね?」
弁護人「はい」
被告「『・・・・・酷い感情に悶え苦しんでいたが、何とか大丈夫。こんな所に11月まで居たくない事に気付いた。私には広い空間、新鮮な空気が必要だ。東京にどんなに長く居ようとも、離れるための行動は、後退というよりも前進だ』」
弁護人「bの写真を示します」
検察官「どの写真?」
裁判長「証拠請求をしていますか?」
弁護人「していない」
弁護人「写真二枚を示しますが、何時とったものですか?」
被告「2000年7月1日」
弁護人「Aさんがとった」
被告「はい」
弁護人「写っている人は?」
被告「b(英語らしい発音)」
弁護人「上の写真で持っているのは?」
被告「サントリーのモルツビールですね」
弁護人「何処で買いましたか?」
被告「6号棟の売店です」
弁護人「bさんが微笑んでいるが、この後は?」
被告「4号棟の私の部屋に行きました」
弁護人「どうやって行った?」
被告「車で」
弁護人「何時部屋に入った?」
被告「6時少し前だったと・・・・・6時前後と思います」
弁護人「入る前に何か気付いた事は?」
被告「ガス漏れ警告書がドアに挟んでありました」
 293号証を示す
弁護人「これがガス漏れ警告書?」
被告「はい」
弁護人「これの事?」
被告「だと思います」
弁護人「これの・・・・」
被告「すみません、撤回します・・・・・そうですね、これだったと思います」
弁護人「これが始めて?」
被告「以前にもありました」
弁護人「この部屋を購入して以後?」
被告「はい」
弁護人「見てどうした?」
被告「ガス会社に電話を」
弁護人「何と言いましたか?」
被告「来ていただけないかと。そうしたら、解りました、と言い、後で来ました」
弁護人「東京ガスのY16さんが来た」
被告「はい」
弁護人「Y16さんについて覚えている事は?」
被告「汗の臭いがして、服がすすで汚れていました」
弁護人「Y16さんから、点検のためにマッチを貸してくれと頼まれた」
被告「はい」
弁護人「それで、マッチを持っていた?」
被告「リビングから持って来ました」
弁護人「点検が終わってからどうした?」
被告「熱湯を出してくれませんか、と言われました。普通、冷たいのとお湯が出るのとがあって、お湯の方をひねってくれないか、と」
弁護人「もしも、つけさせてくれと言ったらどうしましたか?」
被告「白い絨毯なので汚されてしまうかもしれないし、(確認のため)往復するような無駄な事はする必要は無いので、言われたら、私がつける、と言っています」

 続いて、髭面で30代ぐらいのサカネ弁護人の被告人質問

−サカネ弁護人の被告人質問−
弁護人「逗子のAさんの部屋に入ってから、てんぷらを注文した事は?」
被告「あります」
弁護人「何処から注文しましたか?」
被告「Z2から」
弁護人「何を注文しましたか?」
被告「海老てんぷら大小、鰻の蒲焼大小」
被告「bの希望です」
弁護人「bさんの母親、bさんの同居人は、bさんは寿司が苦手だったと言っているが、bさんの希望を聞いて注文した」
被告「はい。鰻は、彼女は食べた事が無いので、説明してあげました。そうしたら、チャレンジしてみると」
弁護人「何時ですか?」
被告「6時ごろと」
弁護人「7月1日の6時ごろのZ2の混み具合は?」
被告「混んでいるが宜しいか、と言っていました」
被告「(届くのは)7時半過ぎぐらいにお願いしました」
弁護人「何故?」
被告「ガスの事とかあったでしょう。私は、19時ごろ到着すると思いました」
弁護人「何時ごろZ2は持って来た?」
被告「ガス会社が来てからすぐに」
弁護人「どんな酒をbと頼んだ?」
被告「ジンやテキーラを」
弁護人「同居人のY8は、bは強い酒が好きだと言っているが」
被告「酒は全て好きでした」
弁護人「持って行った携帯は?」
被告「Jフォン等を一台ずつ持っていきました」
弁護人「Aさんの当時使っていた携帯からEメールを送った事は?」
被告「ありません!」
弁護人「Eメールを送れるとは?」
被告「知りませんでした」
弁護人「度数カードの入力は誰が?」
被告「bです。英語の説明書があるので簡単だと言っていました」
弁護人「結局どれにした?」
被告「Jフォンです」
弁護人「(bさんが)Y8さんやY4さんに電話をしたときはまだ決めていなかった」
被告「はい。その時は私はガス会社に対応していました」
弁護人「bさんと逗子に行く三週間前、交通事故で負傷されていますね」
被告「はい」
 被告に診断書を示す。
弁護人「追突事故の診断書を示します。これは、スズキ病院、慈恵医大の診察書」
被告「はい」
弁護人「停車していた貴方の車にライトバンが突っ込んだ」
被告「はい」
 被告は、むち打ち症、鼓膜が破れるなどの怪我を負った。
弁護人「確認書によると、三井保険会社が377万円を支払った」
被告「はい」
弁護人「bさんを担げるのは30秒が限度だといったが、それは健康な時ですね?」
被告「はい。私は、シェパードが死んだ時、(シェパードは)33キロでしたが、持ち上げられませんでした。30秒と言ったが、相手が協力してくれなければ・・・・・でも、2秒ぐらいが限度ですかね」
弁護人「Z2が料理を持ってくるまで何か食べた?」
被告「サンドイッチを」
弁護人「Y8もY4も、(電話があったとき)bは興奮していたと言っている。(bは)ドラッグを飲んでいたと貴方は言ったが、何時ごろの事ですか?」
弁護人「Y8に電話する10〜20分前に錠剤を飲んでいたという話だが、bは何処に持っていましたか?」
被告「ビニールに入れて持っていました」
弁護人「貴方が聞いた?」
被告「bが言いました」
 錠剤は、S、スピードだと言っていた、と述べる。
弁護人「めったに電話番号を教えないK・Mさんにも電話番号を教えてもらっているが、相手がAさんに対して心を開くのは何故ですか?」
被告「何故でしょうね」
弁護人「bがY8に電話をかけている時、貴方は何処に居た?」
被告「bの前に居ました」
弁護人「調書には『携帯電話を買ってもらった。もう行かなくちゃ。愛してるよ、バーイ』と言って(bさんは)電話を切ったとあるが」
被告「そうです。私にウインクしながら話していました」
弁護人「bがY8に」
被告「はい」
弁護人「この時は、ガス会社もZ2も来ていない」
被告「はい」
弁護人「(bは)Y8に電話をかけた10分以上後、7時10分に興奮してY4さんに電話をかけているが、部屋に居るのに、もう行かなくちゃと言ったのは何故?」
 bは興奮気味に言っていたらしい。
弁護人「理解できた?」
被告「その時は出来ませんでした。調書や日記を見て理解できました」
被告「Y8は、(bが)8時になっても9時になっても帰ってこないのでパニックに陥った。部屋をうろうろしながら泣き出した。客観的に見れば異常ですね。bの母の調書では、bは、Y8についていくことがあり、bはY8にコンプレックスを持っていたのではないかと。(他のホステスの調書にも言及)bは、カサブランカのホステスにコンプレックスを持っていましたが、(綺麗だったので)自分がコンプレックスを持たせる人だった」

−オオツカ弁護人の被告人質問−
弁護人「bさんの日記を示します。この日記の6月17日のページの上段から14行目までを訳してください」
被告「えー、『今日、Y9から電話があって、彼女に来てもらうことにした。私達はお喋りしながらトムから電話がかかるのを待っていた。電話が来た。ああ、良かった。(聞き落とした)彼女はなかなか帰って来ない。彼と楽しい時間を過ごしているんだろう』」
弁護人「Y8さんが男と遊びに行き連絡しないでいる事があると、bさんは貴方に言った事は?」
被告「あります。彼女は五月蝿いが勝手だ、と」
弁護人「bさんが持っていたのはSだけ?」
被告「マリファナスティックも持っていました」
bは煙草をすっていたが、暫くしてやり始めた、と被告は述べた。
被告「私はトークスを知らなかったので聞いたら、マリファナだと教えてくれました」
弁護人「トークスと言う理由は?」
被告「ドラッグ愛好者でそう呼んでいるそうです」
弁護人「貴方はどうしました?」
被告「私は断りました」
弁護人「それから?」
被告「ドラッグの事で話題になりました。外人ホステスは、この部屋でマリファナをするホステスは結構居たが、一人ヘロインを持ってきたホステスが居たという事で、ヘロインを炙る写真を見せてあげました」
弁護人「それは、平成14年の公判で示した、外国人女性が吸っている写真ですか?」
被告「はい。私の方を見て笑っている物もありました」
弁護人「当時は何処に置いていた?」
被告「小銭を入れてある硝子の容器」
弁護人「それを見て、(bは)Y10!と言ったというが、貴方は?」
被告「Y10を知っているの?と聞きました」
 Y8の姉とY10は友人同士だった。
弁護人「知らなかった?」
被告「はい。驚きましたけど」
弁護人「その後は?」
被告「Y10の話をかなりやりました。それと、Y11の話を少し。オーストラリアのパースの話もしました」
被告「Y10が、Y12からストーカーにあって困っているという相談も受けました」
 被告は、Y10が出国するまで部屋をあてがった。
弁護人「何故?」
被告「私は、Y12の事を雑誌などでしか知らないので、いつも心配して・・・・・それだけです」
弁護人「どれくらいホテルにかくまった?」
被告「一ヶ月ぐらいです」
弁護人「一人で?」
被告「カナダ人女性と」
 Y10の部屋に二回行った。Aの部屋にY10が泊まった事もある。プレイをしたことは無かった、と述べる。
弁護人「bさんには何を話した?」
被告「Y10が日本でやっていた事、(Y10が)Y12と一緒に旅行していた事ですね」
弁護人「Y10がストーカーされていた理由は?」
被告「ずっと後で聞いた」
弁護人「どんな理由でしたか?」
被告「(Y12から)金を取って、ストーカーされた」
被告「すごいな、と思いました」
弁護人「何故そう思ったのですか?」
被告「普通だったら避ける相手から金を取るとは凄い。Y10は、金をくれるからY12と会っていた」
 弁護人は、夕刊フジを示す。
弁護人「まず、11月30日付。Y12クン日記というのがありますね。(もう一つの夕刊フジの記事には)インド旅行へ同行したY10が僕の過去を知ったらしい、とありますね」
 裁判長は、これに対し、関連性が解らない、簡潔に質問して、と述べる。
弁護人「bさんの好意の変化の状況に、Y10さんが如何変化を与えていたかです」
裁判長「抽象的過ぎます」
 bの薬物関連の範囲内で質問する事になる。
 Y12著作の「殺したい奴ら」について、尋問で質問する事になった。
弁護人「Y12の著作に載っている女性のヌードがY10のものだとご存知でしたか?」
被告「はい」
弁護人「Y10がインドに同行したことも」
被告「はい」
弁護人「bが写真を見せられていった言葉はY10という言葉だけですか?」
被告「いいえ、写真を見ている時は体が少し震えていました」
弁護人「何故?」
被告「欲しかったんでしょうね」
弁護人「写真は、Aさんがとった?」
被告「そうです」
弁護人「何故?」
被告「ヘロインを持ってきたホステスは初めてなので、珍しかった」
弁護人「ドラッグを一緒にやろう、と言われる事もあると思うが」
被告「言われましたよ」
弁護人「何と言いましたか?」
被告「断りました」
弁護人「何故?」
被告「解ったら大事になる」
弁護人「bからヘロインが欲しいと言われて、どうしましたか?」
被告「断りました。私が持っていると思ったんでしょうね。しつこく言われました」
弁護人「bがドラッグを何処で手に入れるかは言われましたか?」
被告「言いました。一人はY13と」
 (bは)別の男からはSとトークスを買っていた、と被告は述べた。
弁護人「Aさんがbから名前を聞く以前に知りえたのは?」
 その事について、被告は、細かく説明する。
( bは)クラブ「クエスト」を開いているY14’という人物からSを2000円で買っていた、と被告は述べる。
弁護人「その人の苗字は?」
被告「Y14といいます」
弁護人「何という漢字?」
 被告は、机を叩きながら暫し考える。
被告「彼女は名刺を持っていたんです・・・・・」
弁護人「bはドラッグを売る人の名刺を持っていた?」
被告「罪悪感は薄いと思います。回りもやっていた」
弁護人「何かいっていた事は?」
被告「この人はドイツ語も喋れる、アフリカのサファリが好きだと」
弁護人「bは、(被告の家に行った)次の日、当時付き合っていたアメリカ水兵のY4と会う事になっていた」
被告「そうですね」
弁護人「でも、何故bはドラッグトリップの方をとったと思いますか?」
被告「行動心理学によると、生理的欲求の中で性的欲求は強い。Y4と会うのは性的欲求に根ざしているので強いと思いますが、それより強い物もあります。恐怖のモチベーションと、ドラッグへの欲求。(ドラッグで)判断力が麻痺し、人を殺傷する事もあるのですから」
弁護人「Y4という名は知っていましたか?」
被告「知りません」
弁護人「Y8は、ホステスはボーイフレンドの存在について客には話さない、と言っていますが」
被告「そうでしょうね」
弁護人「bは、Y4について如何思っていたと思いますか?」
被告「誰にでもある男女の出会いだったんでしょうね。日記では、Y4と会って鬱の気分がパーッと明るくなると書いてある。星のマークも書いてある。しかし、周期があるので、最後の方にその兆しがあると思います」
 bの日記のその部分の警視庁訳を弁護人は読み上げる。
弁護人「bさんは、心配事でいっぱいになっている、とあるが」
被告「そうなんでしょう」

−別の弁護人の被告人質問−
弁護人「暴力団に知り合いは居ない」
被告「一人も居ませんでした。去年申し上げたとおり、検察は私の全ての証拠を持っていますので。(暴力団との付き合いは?)あくまでも情報収集です」
弁護人「どんな情報ですか?」
被告「誰もがやっている通り、本、マンションに捨てられているもの・・・・私には蒐集癖がありましたので」
弁護人「(暴力団は)六本木、新宿には多いでしょう」
被告「1983年購入となっているが、私の記憶では、Y15という人が、4号室を使わせてくれないかと言ってきました」
 Y15は刑事で、コロンビア人の売春を監視したい、と言う事だった。三ヶ月間監視していた。
 Y15刑事は、その報酬としてビール券を被告に渡したが、(確か、それが刑事の自腹だったという理由で)被告はそれを送り返した。
検察官「何か関係が?」
 弁護人は質問をやめようとした。その時、被告は、急いで「私の思った事はですね!その刑事が気の毒だと思ったので」と口を挟んだ。
弁護人「逗子マリーナのAさんの所から、bさんの家に、bさんをつれて帰るように依頼した、A・・・・すなわち、Y1について調査した事について」
 Y1の調査結果について検察官は不同意だった。そのため、証拠提示するより被告に確認すれば足りるのでは、と述べた。
弁護人「どのような事を言って調査させた?」
被告「私が弁護人から聞いたのは、Z3調査会社は水面下から情報を取れると」
弁護人「どういう人から事情聴取したかは聞いた?」
被告「水面下で行ったと」
弁護人「暴力団事務所に電話をかけたことは?」
被告「聞いていません。やるわけが無いでしょう」
弁護人「去年、Y1の事で電話した、と証言があったが」
 被告人は何か言おうとしたが、裁判長に、貴方の体験を言え、と言われる。
被告「言おうとしていたんですけどね。携帯等について水面下で調査を行った」
 水面下の調査で数人に絞られ、Y1はその一人であると情報を受けた。
弁護人「12月22日の件については?」
被告「X1証人ですか?あの人は組織の長であって電話番ではないですから。2000年7月にbが失踪してから、捜査は物凄かったらしいんですよね。(まだ何か言う)何故Y1から言われた時に(X1が)すぐに言わないか、何故何年もたってから証言したかと・・・・・」
裁判長「証言の評価はよろしい。弁護人は何を質問しているんですか」
弁護人「証言を聞いての思いですね・・・・・」
裁判長「思いはいいです」
 弁護人は更に何か言い、裁判長はそれに対し「え?」と怪訝そうに答えた。
被告「あの人達にはあの人達なりのルールがあるので、他に迷惑をかけたら不味いと思ったのでは?」
弁護人「bさんの死体にあった黒物質について、何故検査しなかったのか釈明を要求しましたね」
被告「はい」
弁護人「その黒物質が重要だと」
被告「死因が不明ですから。分析されていると思ったこともあるし」
弁護人「髪の毛についてもおかしいと」
被告「はい」
弁護人「bは髪が多かった」
被告「はい、多毛です」
被告「如何繋がるかと言うと、(髪を)ジョキジョキ切った場合(まだ色々喋っていた)」
 解剖図を見て、「(髪は)切ったらこういう風にならないでしょう」と被告は言う。
 証拠開示について、被告人は、大事な物が開示されていない、と不満を述べる。
 更に、証拠のウォッカの臭いをかいで何かを確認しようともしたが、刑務官から、「中身が解らない物は困る」と言われる。
裁判長「外形だけで」
被告「無理です」
 結局、少し臭いを嗅ぐ事になる。被告は、瓶を鼻に近づけ、臭いを嗅いだ。
裁判長「もうやめて」
 傍聴席で、少し笑いが起こる。
裁判長「如何ですか?」
被告「少し違います」
 251号の方が度数が強い、と被告は述べた。

 証拠開示について打ち合わせをして、この日の公判は終了する。次回は、2月8日午後1時30分、と期日は指定された。

 傍聴人は終了と共に、すぐに退廷させられた。
 4時30分までの予定だったが、時間をオーバーし、5時2分に終わった。

事件概要  A被告は以下の犯罪を犯したとされる。
1:1992年2月、神奈川県逗子市のマンションでオーストラリア国籍の女性に催眠導入剤入り飲料を飲ませて暴行し死亡させた。
2:2000年7月2日、神奈川県逗子市のマンションで英国籍の女性に催眠導入剤入り飲料を飲ませて暴行し死亡させた。
 その他、準強姦致傷、準強姦5件を起こしたとされている。
 A被告は、同年10月12日に逮捕された。
報告者 相馬さん


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