裁判所・部 大阪地方裁判所
事件番号 平成19年(わ)第549号
事件名 殺人未遂
被告名
日付 2008.4.14 内容 証拠調べ

 A被告の公判は、802号法廷で11時より行われた。
 10時45分の締め切りまでに、40枚の傍聴券に対し、27人が並んだ。支援者らしき人が多くいた。
 検察官は、眼鏡をかけた痩せ気味で短い髪の中年男性。
 弁護人は、髪の長い30代ぐらいの女性と、眼鏡をかけた30代ぐらいの男性、レザージャケットを羽織った中年女性と青年の、合計4人。
 被告人は、丸顔で丸坊主の中年男性。驚いたような大きな目をしている。白い長袖の服、グレーの長ズボンを着ている。きょろきょろし、口元をゆがめ、入廷。

裁判長「はい、それでは開廷します。被告人、前にきて座ってください」
被告人「はーい!」
 被告人は、証言台の前に立つ。
裁判長「主任弁護人が居ませんので、他の弁護人を主任弁護人として審理を継続します」
 被告人は、頷いた。
裁判長「戻ってください」
被告人「はい」
 被告人は、傍聴席の方に目をやり、被告席に戻った。
 X1証人は証人採用される。検察官、弁護人、共に鑑定について争う。
裁判長「それでは、採用します。次回期日について、時間は、検察官、弁護人とも」
弁護人「1時間」
裁判長「次回期日、5月28日1時30分から。それと、情状について、双方で」
男性検察官「被害者の後遺症につき、立証する予定です。(この時、被告人は、目元に皺を寄せ、顔をゆがめる)また、被害者の親につき、証人尋問」
 弁護人は、別の鑑定人を証人申請する。この時、主任弁護人らしき、眼鏡で天然パーマの中年男性が入廷。
裁判長「それでは、次回期日ですが、次回期日を指定します。被告人、立ってください」
被告人「はぁい」
裁判長「次回、X1先生から事情を聞くことになります」
被告人「はい」
裁判長「次回期日は、5月28日午後1時半から。もう一度この法廷に来てください」
被告人「はい」
裁判長「今日はこれで終わります。閉廷します」
被告人「はい、ありがとうございました」
 被告人は、裁判長の方に、深々と頭を下げた。

 11時30分まで予定されていたが、8分に終わった。
 被告人は、公判中、体を小刻みに揺らし、口元をぺチャぺチャと動かしていた。閉廷後、弁護人に頭を下げていた。被告人用出入り口のところで、弁護人に声をかけられ、「はい」と笑顔で答え、退廷した。
 閉廷後、裁判所の外で、支援者らしき人々は、円陣を組んで何か話し合っていた。

事件概要  A被告は。2007年1月17日、大阪府八尾市において、歩道橋から3歳の男児を投げ落として重傷を負わせたとされる。
報告者 相馬さん


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