裁判所・部 福岡高等裁判所・第二刑事部
事件番号
事件名 詐欺、殺人、住居侵入、強盗殺人未遂、脅迫
被告名 吉田純子
担当判事 濱崎裕(裁判長)
その他 弁護人:山崎吉男、安田聡剛
日付 2006.5.16 内容 判決

 記者席は12席、特別傍聴席8席
 ビデオ撮影後、吉田被告は3人の刑務官の方に連れられて、法廷に入って来た。その時、傍聴席に礼をしていた。テレビに流される写真よりやせていて、髪を束ねていた。

 裁判長が被告を前に呼び主文を告げる。
「主文、本件控訴を棄却する」
 判決が出るなり、記者の方は法廷から出て行った。
 吉田被告の顔は見えなかったが、特に動揺してはなかったと思う。
 その後、吉田被告は席に座り、判決をじっと聞いていた。

 判決内容では、吉田被告側の供述は退けられ、共犯者の供述は信用できるとした。
 被告人はすべての罪の首謀者で3人より刑事責任は格段に重いと判断、利欲的、自己中心的、2人を殺害、1人を殺人未遂首謀者であり、被告人には死刑しか選択できない。

 上告の説明をして、閉廷した。その後吉田被告は裁判席、傍聴席のそれぞれに一礼をして法廷を後にした。

事件概要  吉田被告は共犯と共に、福岡県久留米市において、保険金目当てで以下の犯罪を犯したとされる。
1:1998年1月24日、共犯の夫の静脈に空気を注射するなどして殺害。
2:1999年3月27日、別の共犯の夫の鼻からウイスキーを流し込んで殺害。
3:2000年5月29日、別の共犯の母にインシュリンを投与して殺害しようとした。
報告者 旅出さん


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